Pearl(パール) フルート Dolce Primo F-DP/E
Pearl(パール) フルート Dolce Primo F-DP/E
鳴らしやすさの中に、クリアで柔らか、上質な音色をバランスよく備えた銀製頭部管フルート。
ハンドメイドモデルと同一の頭部管Vivoを採用し、クラスを超えたエントリーモデルとして高い人気を誇るドルチェ・プリモシリーズ。パールフルートの持つ明るく芯のある音色と、確かなつくりで高く評価されている魅力的なモデルです。
ハンドメイドフルートと同一の頭部管、Vivo採用
頭部管はVivoを採用しています。 より豊かな音量とバランスの良い吹奏感、幅広いダイナミクスレンジを誇ります。カーヴドテーパーの特徴が良く表れた、吹きやすさと表現力の絶妙なバランス。まさに新しい時代のパールフルートのスタンダードな頭部管です。
Eメカニズムは標準装備
一般的に出しづらいと言われる第3オクターブ目のE(ミ)の音を出しやすくするためのメカニズムです。
一本芯金 One-piece Core-bar
フルートを使い込むにつれ、Aキィ(Aisレバー)の動きが悪くなったというトラブルをよく耳にしますが、これはB♭キィ(左手中指)を酷使することによって生じるものです。またフルートのメカニズムは、F#キィのとなりにあるメイン・ポストにおいてとりわけ傷みやすいものです。パールの”一本芯金”は上のC#(左手人差し指)からメイン・ポストに至るまで、一本の芯金を通すことによってそのトラブルを解消。その結果、メカニズムの信頼性が高まり、感触もよく、さらには調整、メンテナンスなどがスムーズに行えるようになります。これはまさに、フルートの進化を促した画期的な改良と評価されています。
ピンレス・メカニズム Pinless Construction
“ピンレス・メカニズム”は19世紀半ばに誕生したベーム式フルートのメカニズムを初めて改良し洗練させた重要な技術革新として知られていますが、実は、このシステムが”一本芯金”と併用されることにより、完璧なメカニズムを完成させることができたのです。ピン打ちを行う伝統的なフルートの構造では、連動するキィ・メカニズムのパーツをつなぐため、キィ・シャフトに穴をあけますが、これがキィ・シャフト自体を弱めてしまう結果となります。しかも、汗の侵入を許してしまい、管を酸化させるなどのトラブルを発生させ、腐食やキィの曲がりを促してしまうのです。パール独自の”ピンレス・メカニズム”では、ブリッジ機構を加えることによってこれらの問題を解決し、メカニズム全体に強度を与えました。そしてフォルセット・スクリュー(芯金止めネジ)をキィ・システムの下からねじ込むことにより、メカニズムへの汗の侵入を防いでいるのです。
仕様
調子 | C管 |
頭部管 | 銀製(Ag925)、Vivo標準装備 |
管体/キィメカニズム | 洋銀製(銀メッキ仕上げ) |
その他 | カヴァードキー |
ピッチ | A=442Hz |
付属品 | ケース、ケースカバー、クリーニングロッド、ガーゼ |
※お取り寄せ手配です。在庫状況により、多少お時間を頂く場合がございます。